アメリカとのTPP交渉が難航している。牛肉の関税率がネック
になっていると報道されている。
この攻防に隠れて、より日本の利害に直結する重要な項目が
アメリカの思い通りになっていないか危惧せざるをえない。
そもそも、農産物に関する関税問題などは、TPP参加を決定する
以前からわかっていた話であり、今更ぐずぐず言っている方がお
かしい。
牛肉の関税問題などそもそもささいなことである。アメリカ牛が
いくら安値で入ってきても和牛の脅威にならないことは農家で
すらわかっている。
TPPの根本的な問題が農産物の関税などではないことは多くの
識者が指摘していることであり、農産物を守るためにそれらを犠
牲にすることは後で大きな禍根を残す。
牛肉の関税で合意できないぐらいなら、最初からTPPなどに参加
すべきではなく、今からでも遅くはないからTPPへの参加を取りや
めるべきである。
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