消費税増税が今日から実施された。たかが3%であり、買い物
をしても負担の増加はわずかのように思う。
一回の買い物では確かにそうである。しかし、これは都度、毎日
毎日積み重なってくる。
消費税増税は家計と日本経済にとって慢性の病のようなもので
ある。
急性の病と異なり、つらくて我慢できないことはない。命にかか
わるわけでもない。
しかし、慢性の病気にかかると朝起きても疲れがとれず、何か
をしようとしてもやる気が起きないように、消費税増税も時間
が経過すると家計と日本経済の体力を奪っていく。
財務省や御用学者は前回増税後の景気後退は増税のせい
ではなく、その後のアジア通貨危機や金融危機のせいだと責任
を転嫁
する。
しかし、消費税増税で体力が弱っていなければ、もっと早く日本
経済は回復した。
その証拠に危機の当事者の韓国やアジア諸国の方が余程早く
回復し経済を成長軌道にのせている。
中国危機やヨーロッパ危機、中東危機にウクライナ危機、危機の
種は山ほどあり、何時発生してもおかしくない。
こんな情勢で家計や経済の体力を奪い、危機への抵抗力をなくす
増税を強行する愚挙を日本は選択した。
この失敗は必ず日本に致命的なダメージを与える結果になるだろう。
その時は名実ともに日本がアジアの主要国の地位から脱落すること
になる。
今回の消費税増税決定に責任のある政治家や官僚の罪は非常に
重大であり、日本経済が壊滅的打撃を受けた時は命をもってその
失敗を償う覚悟をもっておくべきである。
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