消費税増税まであと数日となり、その悪影響に対する恐怖が
徐々に高まっている。
消費税増税の影響はわずかで、すぐに回復すると主張して
いる増税推進派の官僚やエコノミストも実は気が気じゃない。
前回の増税時の景気大幅悪化については、消費税増税
だけでなく金融危機やアジア通貨危機があったからと増税
推進派は説明してきた。
しかし、一番肝心なところを無視している。それは消費税増
税で日本の基礎体力が落ちていたから、金融危機やフジア
通貨危機であれほど急激に長期にわたり景気が悪化したと
いう事実である。
ちょっとした風邪でも基礎体力が落ちていれば命にかかわる
のと同じことである。
その証拠に、アジア通貨危機の震源地であるアジア諸国は
日本よりよほど早く危機を脱し成長軌道にのっている。
日本一国だけが長期間にわたる経済低迷に陥ったのである。
これからも様々な経済危機は発生する。次の消費税増税で
体力を低下させた日本一国だけが、その悪影響を過剰に受け
さらなる景気停滞を繰り返すことは間違いないだろう。
バカな指導者と賞味期限の過ぎた官僚機構を持つ日本人の
大いなる不幸は何時までつづくのだろう。
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