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2014年02月21日

守る必要の無い農業に拘り国益を損なうTPP交渉

アメリカとのTPP交渉は守勢に終始している。畜産・乳製品
の関税ゼロ要求を突き付けられ、それを回避するためには
他の要求は全て飲んでしまいそうな勢いである。

TPPと言えば農業を守ることばりがクローズアップされてい
るが、それよりもっと重要な内容が含まれている。しかし、
それについて語られることは少ない。

あたかも農業を守ることが国益の全てであるかのように必死
になっている。

しかし、日本農業にそんなに価値があるだろうか。

そもそも日本農業は既に死に体である。国民の食糧安保に
貢献できる状態にもないし、このまま維持しても消滅を先延
ばしするだけである。

むしろ、コメを含むすべての関税をゼロにし、日本農業を一から
見直す方が国益に合致する。

畜産や乳業は、確かにアメリカからの輸入が全面解禁され、
安価な製品が入ってくれば大打撃を受けるだろう。しかし、
和牛が全てアメリカ牛に置き換わることはないし、日本人が
国産を捨てアメリカ産の牛乳だけを飲むことはない。

日本人のメイドインアメリカへの信頼はそんなに高くない。

日本の牛肉や乳製品はアメリカ産とは異なる製品として生
き残ることは不可能ではない。解禁されたアメリカ産のリン
ゴがスーパーから消えたことがそれを証明している。

言えることはただ一つ。日本の農業にはこのままでは未来
はない。
TPPで関税をゼロにすると同時に、農業に関する規制を全
て撤廃することが、日本国民にとっても日本農業にとっても、
地方住民の雇用にとってもプラスとなる唯一の方法である。

国益を放棄してアメリカに妥協し、現状の瀕死の農業を守る
ことは日本にとって何のプラスにもならない。


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posted by ドクター国松 at 10:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | TPP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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