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2014年01月31日

日本の大企業の経営者選出システムと中国の指導者選出システムが似ているという興味ある指摘

JBPRESSで柯 隆氏が日本の大企業に似ている中国の政
治システムという記事を書かれているが、その通りだと納得
した。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39788?page=2

柯氏は次のように指摘している。

「日本の大企業の社長人事は決して民主的に決められるもの
ではない。同じ年次の候補者のなかから誰を次期社長にす
るかを決めるプロセスは、中国政治と同じぐらい曖昧かつ複
雑な過程である。」

「日本の大企業の社長は従業員によって選ばれているものでは
ない。かといって株主総会で選ばれてもいない。建前では、取
締役会で社長が選出されることになっている。」

「大企業の取締役会は中国共産党中央の常務委員会に相当す
る組織である。周知のとおり、多くの場合において取締役会が
開かれる前に、次期社長の人事はすでに決定されている。
取締役会は次期社長人事を承認する組織に過ぎない。」

「それは、中国共産党トップの人事を決めるプロセスと酷似して
いる。すなわち顧問や相談役などの長老たちの話し合いで人
事が決められているのである。」

そしてそのトップ選出システムこそが日本低迷の原因であった
と指摘している。

「日本の大企業の社長が改革を断行できず、十分な実績をあげ
られないのは、往々にして自らを指名してくれた先輩に改革を阻
まれるからである。
日本の大企業は思い切った改革を断行できなかったため、失わ
れた20年を喫した。」

まさに同感である。

ただ、中國共産党と日本の大企業の違いを一つ指摘すれば、

中国共産党は概ね有能な指導者を選出することに成功して
いるが、日本の大企業は無能な指導者を輩出していることで
ある。

 

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posted by ドクター国松 at 10:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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