する勢力は少数であった。
しかし、尖閣をめぐり中国が領海侵犯を繰り返し、その問題が
顕在化し、日中両国の尖閣をめぐる対立が国民の注目を集め
て以降、中国の脅威は日本国民共通の認識となりつつある。
戦後70年近く、日本国民は軍備については無関心であり、
一部の政策担当者を除き、軍事力強化を容認する勢力は
少数であった。
しかし、中国の対応がその意識を一変させた。今や軍備増強
に反対する勢力は大幅に減少した。
憲法9条のくびきから脱出するのもまじかである。
その意味では、中国の脅威のおかげで、戦後70年近くを経て
ようやく日本も普通の国になることができそうである。
中国がこれ以上の強硬姿勢を続ければ、10年以内に原爆
被害国である日本も核アレルギーを克服し本格的に核武装に
舵を切ることになるだろう。
アジアの2大大国であり世界2位と3位の経済大国が核戦争
に突入することは決して望ましいことではないが、中国が現在
の姿勢を継続する限り、その可能性は高まり続ける。
日中が対立するのと平和共存するのとどちらが互いにとって
有益かという点に対しては疑問の余地はない。
日本の政府・民間の経済支援が中国という経済大国を隣に
出現したと同様に、中国の脅威は新しい軍事大国日本を出
現させることになるだろう。
はげみになりますので、クリックをお願いします