心斎橋や梅田の繁華街も人で溢れており、去年と比較すると
景況感の改善が実感てきる。
アベノミクスの影響で株価等の回復、トヨタに代表される輸出
企業と建設・住宅業界の好調が夜の街に反映されているよう
である。
このまま景気回復を妨害しなければ、ひょっとしたら長年続
いた日本のデフレ不況もようやく解消されるかもしれない、
と期待を抱かせる現象である。
しかし、それは期待できそうもない。4月に消費税増税という
一大イベントが控えているからである。
確かに、大企業に勤める一部のサラリーマンは給料のアッ
プが期待てきるかもしれない。しかし、大企業といえども50代
後半の社員に対しては賃上げをストップしている例が多く、
60歳以降の再雇用社員に恩恵は及ばない。
中小企業ののサラリーマンや個人事業者は収入アップが
ほとんど期待できず、年金生活者は既に12月から収入が
減少している。
要するに、個人需要はこの表面的な景気上昇感に全くつい
ていっていない。
来年消費税が増税され半年を経過した9月ごろから国民は
生活が苦しくなったことを実感することになる。
そこからの日本の経済はつるべ落としのように悪化するだろう。
テレビのデジダル化が日本の家電メーカーに致命的なダメ
ージを与えることに政府が気付かなかったように、今回も消
費税増税の与える悪影響を過小評価している。
バカな政府と官僚こそ、日本の獅子身中の虫である。
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