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2013年12月15日

防衛力増強は結構だが、中国や北朝鮮対策ならミサイル防衛網に金をかけるべし

中期防では14年度から5年間の防衛力整備の所要経費を
24兆6700億円に設定、前回から1兆2000億円増と大幅
に増額する。

その中身は空輸可能な機動戦闘車99両、F35を28機、
空中給油機3機、早期哨戒機4機等、イージス艦2隻、
潜水艦5隻と言われている。

防衛力増強の目的は中国や北朝鮮の脅威に備えてのもので
あろうが、この装備は局地戦を想定したものでしかない。

対中国、北朝鮮との戦争を想定する上で日本の最大の弱点
は核ミサイル攻撃に対する対抗手段が無いことである。

日本人は国民も政府も、何故か戦争が発生しても中国や北
朝鮮は核攻撃をしてこないと思い込んでいる。

これは根拠なき楽観である。

叔父を裁判後即時に機関銃で死刑にする独裁者に良識を期待
しているのだろうか。メンツを何より重んじる中国軍は日本を滅
ぼせとネットで叫ぶ中国人より理性的で、尖閣の局地戦で日本
に敗れてメンツをつぶされた時に、核ミサイルを使用せすに敗北
を認めることができると考えているのだろうか。

アメリカは自国が核攻撃を受けるリスクを顧みず日本を守ってく
れると考えるほど、日本人はおめでたいのか。

自分の国は自分で守るしかない。とすれば日本が何よりも軍備
増強すべきなのは核ミサイル対策である。

オスプレイや機動戦闘車に金をかけなら、ミサイル防衛網やイー
ジス艦にもっと金をかけるべきである。

F35はもっと数を減らしていいから、中国本土を爆撃できる爆
撃戦闘機を増やすべきである。

現行まだ核兵器を保有できない日本としては、ミサイル防衛と
通常兵器による敵本土攻撃能力を高めることに資金を投入す
べきである。

国際世論は弱い国には抑止力になっても強国に対しては何の
抑止力にもならないことは歴史が証明している。

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posted by ドクター国松 at 10:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 外交・軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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