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2013年11月20日

1票の格差を形式的に平等にするのは日本のためにならない。価値が低いのが不満なら地方に引越せばいい。

「一票の格差」が最大2・43倍だった昨年の衆院選は違憲だ
として、弁護士グループが選挙無効を求めた訴訟の上告審
判決で、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は20日、区
割りを「違憲状態」と判断した。選挙無効の請求は退けた。

違憲とする高裁判断からは後退したが、憲法が一票の平等を
要求しているという判断は変わらない。

しかし、現行憲法が一票の平等を前提としているとしても、一票
の格差をなくすことが日本にとってプラスとなるとは思えない。

現在、日本では地方の衰退が顕著になり、多くの地域で過疎化
が進行し、地域社会が崩壊しつつある。

日本は昔から国土が狭く資源が無いことが欠点とされてきたが、
現在ではその少ない国土や資源が未利用なまま放棄され、その
面積は年々拡大している。

一方で北方領土の返還をいいながら、それよりはるかに大き
な面積の国土を放棄しているのが日本の現状である。

日本が衰退を免れるには地方を活性化することが不可欠で
あり、そのためには今以上に地方の意見が国に反映される
必要がある。

一票の格差を厳格に適用すれば、地方の意見が今以上に
国政に反映されなくなり、ますます地方が衰退することになる。

これは日本にとって大きなマイナスである。

憲法が一票の平等を原則としているならば、憲法を改正し、
どちらか一院はアメリカの上院のように一票の平等を原則
としいですむようにすればいい。

そもそもどうしても一票の価値が低いことが不満な者は一票の
価値の高い地方に引越せばいいだけの話であり、その方が
弊害はすくない。






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posted by ドクター国松 at 17:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 憲法改正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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