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2013年10月29日

みずほ銀行、阪急阪神ホテルズの事件とドラマ「ダンダリン」でわかる日本企業の致命的な問題点

暴力団関係者への融資問題でみずほグループが揺れて
いる。このことに関しダイヤモンドオンラインが注目すべき記
事を書いている。http://diamond.jp/articles/-/43572

日本興業銀行、富士銀行、第一勧業銀行の旧3行が統合
する直前の2001年11月末の首脳9人総退陣という“政変”
が全ての発端だというのである。

記事では、その人事の経緯を以下のように説明している。
「統合準備の過程で、西村頭取や山本頭取は、一勧の西之
原さんの実力をまざまざと見せつけられた。彼を残すと、そ
の後のみずほは一勧に牛耳られる、そう恐れた」

そこで自らの退任に合わせ、各行の本命とされた後継候
補を含む全取締役の退任という詰め腹を切らせる形で、西
之原氏の後継の芽を摘んだというわけだ。その際、3CEOが
敬遠していたり、その能力に嫉妬していた副社長も退任させ
られたといわれる。

結果的にリーダーシップも経営手腕も身についていない人
間がトップに立ったことが、みずほの悲劇の始まりだったと
いうのである。

無能な経営者が権力を握り、ライバルになりそうな優秀な
人物を排除し無能なイエスマンで周囲をかためた結果が
今日のみずほの体たらくを招いたというのである。

また、メニューの偽装が問題となっている阪急阪神ホテルズ
においても、傘下のホテルが合併して誕生したホテルズに
畑違いで中立的な人物を据える狙いがあり鉄道畑の社長を
おいた結果現場を掌握できず、今回の問題を深刻化させた。

このように日本では往々にして能力の無い人物が最高責任
者になることがあり、それが様々な不祥事や企業衰退の原
因となっている。

また、能力ではなく企業や社長、上司個人への忠誠が出世
の大きな要素となっている結果、法律よりも上司の意思や
社内の慣習を優先する結果となっている。

ドラマ「ダンダリン」でとりあげられている残業の不払いや長
時間労働等の不法行為はいわゆるブラック企業だけでなく、
日本を代表する企業群ても蔓延しているが、これも日本企業
の能力より忠誠心優先、法律よりも社内慣習を優先する体質
に起因するものである。

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posted by ドクター国松 at 10:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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