来年から消費税が8%に増税されることが決定した。日本の
未来にとって非常に残念なことであり、国民にとっては大いなる
悲劇の始まりである。
安倍総理は経済成長と財政再建の両方を狙うと言うが、
坊ちゃんは「二兎追うものは一兎をも得ず」ということわざ
を知らないらしい。
ドライブに行く機会があればブレーキとアクセルを同時に
踏んで車がどう動くか身をもって確認すればいい。
バブル崩壊後、自民党政権は莫大な資金を景気対策に
投入し、1000兆円という日本の負債を形成したが、一向
に日本の景気は回復しなかった。
その大きな原因は景気対策と同時に、あるいはその効果が
でないうちに国民負担の増加という景気縮小政策を実施して
きたからである。
今回の安倍の政策も過去の自民党政治の失敗を踏襲する
ものである。
消費税収入のほとんどを景気対策に使うなら、1年増税を
延期した方が余程マシである。
現在の経済情勢が後1年つづけば消費税増税への抵抗力
も増し、税金の自然増収で財政改善にもつながったのに残念
である。
国民は自己防衛をしておかないとスタグフレーションと円資産
の目減りに直面することになるだろう。
少なくとも、来年の秋までは比較的 好景気が継続するだろ
うから、その間外貨建て資産の比率を増やしておくことを推奨
する。
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