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2013年09月30日

女性の社会進出、女性の活躍と言えば聞こえはいいが、結局のところ家庭を解体し資本市場に労働力として供給するということ。

 

女性の社会進出とか、女性が活躍できる社会をつくる、とか
いう言葉を聞くと何かすばらしいことのように錯覚するが大
きな勘違いである。

それらは資本主義の発展過程の一段階の中で、資本の要求
に応えて発生するものにすぎない。

資本主義はその初期段階において農村共同体を破壊し、
農民を労働者として吸収したこは良く知られている。

女性の社会進出とは結局のところ、資本主義が家庭を破
壊し、従来家庭の中に納まっていた女性を労働力として吸
収する過程にすぎない。

もっと身も蓋もなくはっきり言えば、新興国の安い労働力を
利用できる現在のグローバル資本主義はもはや先進国の
男性一人に家族を養えるだけの賃金を払うつもりがなく、
夫婦二人働いて生活できる賃金水準を前提に機能するよう
に変質したからである。

女性の社会進出や活躍を家庭での子育てより評価するイ
デオロギーは現在の資本主義の社会段階に沿ったものである。

女性の労働により企業は安価な労働力の確保と男性賃金
の抑制で大きな利益を得る。

一方で、女性の社会進出をサポートするための保育所の
整備等のコストは国に丸投げされ、その負担は法人税増
税によって賄われるどころか、法人税はむしろ減税され、
消費税等により国民に重くのしかかってくる。。

欧米諸国はどこでもそうだが、日本においても女性の社会
支出を称賛するマスコミ等につくられた幻想と夫の上がら
ない賃金に背中を押され、女性は大切な家庭や子育てより
も、つまらない単純労働の労働者として働くことの方が価値
があると思いこまされ、資本市場のなかに低賃金労働者とし
て組み込まれているのである。

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posted by ドクター国松 at 10:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | グローバル資本主義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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