集団が南京市で建設中の液晶パネル工場に出資し、新型
液晶「IGZO(イグゾー)」の技術を供与する方向で最終調整
に入ったことが26日わかった。
IGZOはシャープが世界で初めて液晶の量産に成功した技術
で、省エネ性能に優れ、画面が高精細でタッチパネルの操作
性が高い。
シャープは金融支援を受けていることから、大規模な設備投資
ができないとか、この新技術の優位性もサムソン等の追い上げ
で2年程度しか維持できないとか、やむをえない事情はある。
しかし、従業員を犠牲にし多額の投資をした技術を手放し、さらに
国外で生産することで日本での雇用に貢献しないとしたら、経営
失敗で自滅したシャープという企業を存続させることが日本の国
益に合致するかといえばはなはだ疑問である。
経営失敗で倒産状態になった企業を無理に資金を投入し生き残り
を図るのではなく、倒産させ有益な技術や人材を国内で再配分で
きる仕組みの構築が必要である。
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