つ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合
わなければならない。」と追加している。
社会の自然かつ基礎的な単位が個人か家族かという問題は
「人間は平等か否か」という問題と同レベルのものであり、人
類の普遍的真理として認識さない限り憲法の記載内容として
はなじまない。
世界では既に男女が結婚して子供を産み育てるという常識は
崩れ、結婚しない男女から生まれる子供が過半数を上回る
国も存在する。
同性婚を認める国も増加しつつあり、男女が結婚し家族を形成
するという価値観は既に不変の価値観ではなくなりつつある。
この世界の流れを否定し、男女は結婚し家族を形成することが
絶対に正しい不変の価値観であるとするのであれば、その根拠
を明確にし、まず国民の大多数(これは過半数では不足、9割
程度の賛成を要す)の賛成を得る必要がある。
憲法に記載するのはそれからである。
しかし、そうなると家族を形成しない他の国は人類の普遍的価値
に反する外道だということになる。
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