にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ
最初のページはこちらです。

2013年05月02日

憲法改正は賛成だが、自民党の憲法改正案はいただけない。 前文

現行憲法前文の「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によ
るものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国
民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受
する。」という文言は民主主義の大原則であり、国民の大部
分がこの内容には賛同するはずだが、自民党案ではこれが
削除されている。

自民党はこれを否定しようとでもいうのだろうか?

また、自民党憲法案では「日本国民は、国と郷土を誇りと気
概を持って自ら守り」という文言が追加されているが、国や
郷土は誇りが持てる存在であり守りたいと思う存在であるべ
きだが、誇りを持ったり守ったりすることを義務として強制すべ
きものではない。

また、「家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する。」
と書かれているが、家族が互いに助け合うか否かは個々人が
決定すべきことであり、憲法で義務化すべき内容ではない。

アメリカやドイツ・フランス等においてもこのような内容を
前文に書いている憲法はない。

扶養義務を家族に義務化しようとした片山さつき等の発言
から考えれば、自民党は福祉を国家から家族に押し付ける
根拠として憲法を利用しようとしているとしか思えない。

また、憲法で国を守ることを義務化しようとする考えは将来
の徴兵制導入の根拠にしようとしているとしか思えない。

憲法は改正の必要があるが、現実に憲法改正をする場合
は一度に全て変えるのではなく、関係のある項目をまとめ、
一つずつ国会決議と国民投票を実施するだけの慎重さが
必要である。



はげみになりますので、クリックをお願いします

にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
posted by ドクター国松 at 13:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 憲法改正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック