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2013年05月01日

国際投機資本の先兵としての格付機関の本領を発揮し、スロバニア危機を仕掛けたムーディーズ

格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは30日、
ユーロ圏のスロベニアで銀行部門が危機に直面していると
して、同国の格付けを2段階引き下げ、投資不適格級に相
当する「Ba1」にしたと発表した。

10年物国債利回りは4月12日に再び6%台後半に上昇し、
救済が必要と目される7%台の危険水域に近づいている。

スロベニア政府は6月6日に9.1億ユーロの18カ月物政府
証券の償還を、6月13日に2.1億ユーロの12カ月物証券の
償還を控えている。このまま市場での債券発行に窮すれば、
ユーロ圏で6番目の支援要請国となる可能性が高まる状況
にある。

このタイミングでのムーディーズの格下げは、明らかにスロ
バニアの国債発行を妨害し、危機に陥れることを狙ったもの
である。

スロバニアは確かに景気が悪く、銀行は不良債権を抱えて
いる。しかし債務比率は59.5%と他のEU諸国(平均90%)
と比較し健全である。

しかし、それにも拘わらず、景気悪化と銀行の不良債権を材
料に国際金融資本はスロバニア国債を売りたたくことで金利
上昇を図り、さらにその金利上昇を材料に危機を煽ってきた。

今回ムーディーズが格下げすることで、スロバニアは自力て
資金調達かできなくなり、金融支援を仰がざるをえなくなる。

EUから金融支援を仰ぐことになれば、預金減額も課題となり、
スロバニア国内は金融パニックに陥り、政治も混乱は避け
られない。

スロバニア国債は暴落し、ユーロ離脱が課題となりユーロ危
機がまた再燃する。

国際金融資本にとっては願っても無い荒稼ぎのチャンスが到来
することになる。

金儲けのためであれば経済や国民生活の崩壊など歯牙にも
かけない国際金融資本とその先兵である格付会社の暗躍
により、順風満帆なアベノミクスにも悪影響があるかもしれない。




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posted by ドクター国松 at 13:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際金融マフィア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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