維新の会の支持者離れが顕著である。
発端は衆議院選挙で暴走老人の石原慎太郎をかつぎだした
ことにある。
国民が日本維新の会に期待していたことと、石原慎太郎の間
に大きなギャップがあり、その後の党内の混乱が維新離れに
拍車をかけた。
もう一つの原因は橋下氏が拘る消費税の地方税化である。国
民が橋下氏に期待していたのは民主・自民が国民の意思を無
視しごり押ししようとしている消費税増税の見直しである。
ところが、橋下氏は消費税増税見直しには言及せず。国民には
ピンとこない無意味な消費税の地方税化に固執している
地方の独自財源として消費税の地方税化が必要だと橋下氏は
強調するが消費税の額は人口と所得に左右されるので地方間
の調整がないと貧しい地方はますます衰退し格差が広がるば
かりである。三大都市圏以外の地方にとってはのれる話ではな
い。
また、地方間の調整をするのなら今と何ら変わりは無く、消費税
の地方税化は必要ない。中央官僚の地方支配のない調整方法
があるなら、現行の税制でそれを適用すればすむ。
国に税金を集めそれを地方に分配するのが問題なら、法人税、
所得税、消費税の一定割合を最初から地方の取り分とすれば
済む話であり、特に消費税み地方税化する意味は無い。
効率よくするなら、今の地方税を全廃し、法人税から固定資産
税に至るすべての税金に関し、国と地方の取分割合を決定し
国税庁で徴収を一本化すれば済む。それだけて゛地方の税務
職員を全廃できるし、地方交付税もなくなり国が恣意的に地方
を支配することもできなくなる。
日本維新の会が支持を復活したいのであれば、まず消費税増税
の見直しから着手すべきである。
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