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2013年03月25日

キプロス問題が明白にしたユーロという通貨の欺瞞

ドイツのメルケルが、自身の政治的立場の弱体化を防ぐた
め、本来必要でもないのに実施を迫った預金税がキプロス
だけでなくユーロとヨーロッパ社会の崩壊のはじまりになる
かもしれない。

EUの為政者はキプロスが預金税を受け入れることで問題
は解決すると高をくくっているようだが、一旦預金の危険性
を知り、ユーロという通貨の持つ危うさに気付いたEU各国
の人々はもはや以前のような信頼を政府や通貨におくこと
はできない。

預金税は本来一階限りのものでなくてはならない。それを
実施することで危機が完全に回避されてこそ有効になる。

しかし、今回のEUの援助でキプロスが完全に立ち直れる
可能性はすくない。戦後の日本経済が預金封鎖と新円切
替で成功したのは、その後のインフレによるものが大きい。

キプロスの場合。ユーロを使っているかぎりインフレは期待
できない。国民の銀行や政府の信頼が地に落ち、国民が
預金をしなければ、経済復興資金は枯渇し悲惨なことになる
だろう。

他国の国民もこの状況を見れば、自国の危機がうわさされ
れば預金引き出しに走るのは当然であり、ユーロ圏は弱い
国から崩壊しかねない。

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posted by ドクター国松 at 11:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 財政健全化という病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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