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2013年02月27日

イタリアの総選挙で与党が負けるのは当然のこと。今頃ショックを受ける方がおかしい。

イタリア総選挙で改革派(財政再建路線)の中道左派が伸び
悩み上院で過半数をとれなかったことで、世界の株式市場
や通貨市場をショックが襲った。

予想外の与党敗北ということらしいが、そもそも緊縮財政を
強行してきた与党が勝利すると考える方がおかしい。

前にも言ったがイタリアのプライマリーバランスはプラスで
あり、何も財政再建を強行する必然性はなかった。

しかし、EUの財政再建至上主義者の意向を受け成立した
モンティ政権は増税、財政支出削減の財政再建政策を強行
した。

その結果は、経済の縮小と国民の生活苦、改善しない財政
であった。

痛みを我慢したのに何も解決しないし、将来の見通しもたた
ない。誰でもいいからこの現状を何とかしてほしい。

このイタリア国民の心の叫びが今回の選挙結果である。

財政緊縮を強行した与党が勝てる可能性は最初からなか
ったのである。

この状況は独裁者誕生の土壌である。五つ星運動創設者
のベッペ・グリッロ氏がムッソリーニの再来になるか否かは
ともかく、イタリアは新たな独裁者誕生へ舵をきる可能性は
決して低くは無い。

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posted by ドクター国松 at 13:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 財政再建 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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