にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ
最初のページはこちらです。

2013年02月21日

日本の企業がライバルに勝つために克服する必要のある責任逃れのリスク回避体質

日本企業、特に大企業では、リスクを取る人間は評価されず、
上司の意向に逆らわず大過なく務めた人間が評価される傾
向にあることは以前から何度も指摘してきた。

しかし、環境の変化により日本企業が発展してきた前提が失
われた現在、その体質を変えない限り日本企業も日本経済も
衰退するだけである。

デフレが問題になる時にマスメディア等で良く言われるのが、
経済対策をしても消費が増えず預金になるだけで経済発展に
繋がらないというセリフである。

この発言には預金=死蔵され経済発展に使われない資金
という暗黙の前提がある。

これを何の疑問も感じることなくマスコミ人や経済評論家と
称するバカ者がメディアの中で垂れ流している。

預金は活用されれば経済発展に十分に寄与する。それが
機能しないのは日本の金融機関や企業がそれを活用しな
いからである。

批判されるべきは預金ではなく、リスクをとることを恐れそれ
を活用することを怠ってきた企業経営者である。

バブル崩壊以降日本企業は安い労働力を活用できる新興国
企業だけでなく、日本と同様かより高い賃金の先進国企業に
も負け続けてきた。

企業経営者は20年もの間、バブル崩壊に、人口減に、円高に
敗北の責任を転嫁し自らの責任を顧みることはなかった。

しかしながら、日本にはまだまだ世界に負けないだけの需要も
資金も存在する。無いのはリスクを背負い果敢に挑戦する経営
者だけである。

日本企業のサラリーマン的なリスクを嫌う体質は、社内にある多
くの経営資源や技術、人材を活用できず、死蔵し腐らせてきた。

崖っぷちに立たされた日本経済が立ち上がるためには果敢に
リスクをとる挑戦的な企業の発展が望まれる。

日本の政治はこのような企業や人材を助けるべきである。

日本のために賃金引き上げの契機をつくろうとしないような
経営団体や、この株復興の機会にヤレヤレ売りしかできな
いようなリスクの取れない機関投資家のための政治は必要
ない。


はげみになりますので、クリックをお願いします

にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
posted by ドクター国松 at 11:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック