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2013年02月19日

日本企業は今更技術流出で韓国企業に負けてしまったことを嘆いても仕方がない。必要なのは同じ失敗を繰り返さないこと。

日本の半導体事業が何故サムソンに敗北したか?
JBPRESSの湯之上 隆氏の技術流出は防止できるかという
記事を読めば技術が如何に盗まれたかが良くわかる。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37151

サムソンのCIAのような情報網とそれに協力した日本技術者
が今のサムソンを作り上げたのである。

もはや流出してしまった技術や過去の日本企業の栄光を
元に戻すことは不可能である。

今からできることは新しい技術を開発し、今度はその技術を
盗まれないようにすることである。

しかし、日本企業が過去の技術流出の反省をし、新規まき直し
の準備ができているか、というと疑問である。

湯之上氏は技術流出を止めることが難しい理由として次の
二つを挙げている。
1.日本では技術者があまりリスペクトされていない。企業
  の中では、技術者よりも管理職の方が“偉い”と思われて
  いる。

2.知恵と情報のような無形物に対して、日本人はあまり価値
  を認めない。だから、もしも「その情報を100万円で買う」な
  どと言われたら、喜んで売ってしまうのではないか


この点はいまだに多くの日本企業にあてはまる。社員の多くは
一技術者として生きることよりも管理職として肩書を上げること
を目指している。

また、待遇面で見ても未だに技術者よりも管理職の方が恵まれ
ている。

多くの日本人社員も企業も就活生も、能力よりも協調性の方が
社会人としてより必要と考えている社会では、新しい独創的な技
術も生まれにくく、技術者も評価されにくい。

評価されない技術者は安い価格でその技術を手放してしまう。

日本企業は口だけでなく、実際の待遇面で独創性と技術を評価
し報いる体制を整えることが必要である。


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posted by ドクター国松 at 11:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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