や枝葉、洗浄に使った水の一部を現場周辺の川などに捨
てる「手抜き除染」が横行していることが、朝日新聞の取材
でわかった。元請けゼネコンの現場監督が指示して投棄し
た例もある。
環境省はこれまで4市町村の本格除染をゼネコンの共同企
業体(JV)に発注した。楢葉町が前田建設工業や大日本土
木など(受注金額188億円)、飯舘村が大成建設など(77
億円)、川内村が大林組など(43億円)、田村市が鹿島など
(33億円)。
日本ではゼネコンの下請け丸投げと手抜き工事は高度経済
成長期以降常態的に行われてきたが、除染のような作業に
おいてはそれは許されない
今までの手抜き除染が海洋等に与えた汚染は取り返しがつ
かない。今回のことを契機に手抜き作業した下請けはもちろ
んのことゼネコンに対しても懲罰的な罰金を科し、手抜きをす
れば会社が傾き経営者は刑事罰と株主賠償訴訟で個人的に
も莫大な損失を蒙ることを思い知らせ、この悪習を断つべきで
ある。
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