気対策のための今年度補正予算案について「10兆円あり
きではないが、ひとつのメドだ」と述べ、真水10兆円を念頭
に編成を進める考えを示した。
また、自民党が主張する国土強靱化計画では毎年20兆円
で10年間総額200兆円の投資を見込んでいる。
財源を私の主張するように政府紙幣等で賄うなら、成功する
可能性は高いだろう。
しかし、自民党は同時に消費税増税を予定通り実施する公算
が高い。
つまり、アクセルを全開に踏みながら急ブレーキをかけるとい
う矛盾した政策である。
これは、バブル崩壊後自民党が繰り返した失敗の再現である。
多額の税金を投入し景気対策を行う。そして少し景気が上
がりかけた時点で増税や国民負担を増加させ、景気回復
の芽を潰してきた。
その結果、財政悪化と20年にも及ぶ景気後退をもたらした
のである。
もし、安倍総裁と自民党が本気で景気回復を願うなら、小渕
首相がしたように、財政再建は一旦無視し景気回復だけに
集中すべきである。
これができないなら、今回も自民党の景気対策は失敗する
ことを今から予言しておこう。
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