一原発のような事故が起きた場合を想定した放射性物質の
拡散予測を公表した。
しかし、予測は現地の標準的な気象条件などをもとに試算し
た目安にすぎず、地形も考慮していない。
この予測には何の意味もない。このような不確かな情報から
合理的な防災対策を作成することは不可能である。
単に原子力規制委員会のアピールとしか思えない。
同じ予測を出すのならせめて季節ごとの風向きや地形を考慮
した具体的な行動に結びつくものを出すべきである。
さらに、重要なことは電源喪失が発生しない体制を整えること
であるが、これについてすべての原子炉で対策がなされたと
いう話はいまだに聞こえてこない。
不必要に安全性を強調した反動として、危険性を強調し不安を
煽るような情報を流すのも責任逃れの一環としか思えない。
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