前期比0.3%増、年率換算で1.4%増となった。
13日記者会見した古川元久経済財政担当相は「景気は内需
にけん引される形で上向きの動きが続いている。7〜9月期以
降も緩やかな成長が見込まれる」と語った。
政府はこのようにGDPというと名目GDPではなく実質GDPを
だしてくる。実質というとあたかも名目よりは経済の実態を表し
ているかのように勘違いするがそうではない。
税収に反映するのも個人の生活実感に合致するのも共に実質
GDPではなく名目GDPである。
インフレがすすみ物価上昇が日常的な時代であれば名目よりも
実質の方が生活実感に近かった。
しかし、今のようなデフレの時代にはそれはあてはまらない。
実質GDPの算出には各種物価指数を利用するが、生活実感
と関係の深い消費者物価指数見ても、テレビ等の耐久消費財
の大幅な値下がりの影響が大きく反映され、名目GDPの成長
率と比較し実質GDPが過大に高く表示される。
デフレ経済下においては国民生活や財政に影響するのは名目
GDPであり、名目GDPの継続的な成長が無い限り日本経済が
デフレを脱却したとはいえない。
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