にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ
最初のページはこちらです。

2012年08月13日

物価下落時に実質GDPで経済を考えることは無意味、名目GDPが本当の経済状況を示す。

 内閣府が13日発表した4〜6月期のGDP速報値は、実質で
前期比0.3%増、年率換算で1.4%増となった。

13日記者会見した古川元久経済財政担当相は「景気は内需
にけん引される形で上向きの動きが続いている。7〜9月期以
降も緩やかな成長が見込まれる」と語った。

政府はこのようにGDPというと名目GDPではなく実質GDPを
だしてくる。実質というとあたかも名目よりは経済の実態を表し
ているかのように勘違いするがそうではない。

税収に反映するのも個人の生活実感に合致するのも共に実質
GDPではなく名目GDPである。

インフレがすすみ物価上昇が日常的な時代であれば名目よりも
実質の方が生活実感に近かった。

しかし、今のようなデフレの時代にはそれはあてはまらない。

実質GDPの算出には各種物価指数を利用するが、生活実感
と関係の深い消費者物価指数見ても、テレビ等の耐久消費財
の大幅な値下がりの影響が大きく反映され、名目GDPの成長
率と比較し実質GDPが過大に高く表示される。

デフレ経済下においては国民生活や財政に影響するのは名目
GDPであり、名目GDPの継続的な成長が無い限り日本経済が
デフレを脱却したとはいえない。

はげみになりますので、クリックをお願いします

にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
posted by ドクター国松 at 14:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック