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2012年08月11日

消費税増税を歓迎する経済界とは、下請企業に消費税分を負担させ輸出割戻税を受け取れる企業

消費税増税に対し経済界は歓迎の意向を示している。

しかし、今回消費税の増税で苦しむのは消費者だけではなく、
企業や事業者の負担もかなり大きいはずである。

しかし、何故か経済界は一貫して消費税増税に賛成である。

これは、別に彼らが身を犠牲にして国家の財政改善を図る、
という愛国精神に溢れているからではない。

経済会を牛耳っているのは、下請けを使い製品を輸出
している大企業である。

彼らにとって消費税ほどありがたい税金はない。
仕入消費税は増税分を下請け業者に負担させることで負担
にはならない。

また、輸出時に還付される輸出割り戻し税は税率が高いほど
多くなる。

つまり、消費税が高ければ高いほど彼らの収益は増すのだから
増税に賛成するのは当然である。

一方で、中小事業者はそうはいかない。下請業者は仕入れは
上がるが価格にそれを上乗せできず、収益が増税分減少する。

最終消費者に販売する場合でも、増税分を価格に上乗せすれ
ば売上が減少し収益が減少する。

結局事業者の大部分にとって消費税増税はマイナスになるが、
声の大きい大企業が牛耳る経済界は消費税増税を歓迎する。

これが現在の日本の構図である。

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posted by ドクター国松 at 10:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済団体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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