への再上場を承認した。再上場予定日は9月19日で、株式
の売り出し価格は9月10日に決める予定。2010年2月に経
営破綻し上場廃止となってから、約2年7カ月でのスピード復
帰となる。
企業再生支援機構は日航に3500億円を出資したが、上場
で全株を売却して投入資金を全額回収する。
これだけ見れば、日航を破綻させずに大正解であった、とい
うことになる。しかし、日航には過去に何度も支援を受け一
度は回復しながら、再び業績が悪化するということを繰り返
してきた歴史がある。
今は、借金等の負の遺産をすべてチャラにした結果の好
業績であり、ある意味当然である。
問題は今後である。破綻処理させなかった結果従来から
の日航体質は依然として残っている。上場後再び普通の
会社に戻った時、その古い体質が業績悪化に繋がる可
能性は排除できない。
日航を再生させたことが正解だったか否かは、後10年様
子を見る必要がある。
はげみになりますので、クリックをお願いします