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2012年08月01日

日本政治の欠点を助長する官僚制度

日本の政治の欠点として政策の一貫性のなさが指摘される。
特に外交分野等において顕著である。

その理由してよく指摘されるのが、短期間で次々と政権が
交代することである。

しかし、これだけが問題なわけではない。より大きな問題は
官僚制度にある。

本来、官僚は政治家と異なり選挙等で短期間に交代させら
れることはなく、長期的な政策と熟練した技術が蓄積される
はずである。

しかし、実際はそうはなっていない。前例に依拠することは
得意でも、他国と比較し老練な政治技術を行使できることは
ほとんどない。

その理由はキャリア制度にある。記憶力や緻密さといった能
力はきわめて高いが、社会経験が乏しく視野がせまい。

その省庁においてもごく短期間で移動するため、管理技術は
あるかもしれなが、専門分野に対する能力が乏しい。

日本の官僚組織では、金太郎アメのようにだれがその地位に
ついても一応機能できるが、個人に依拠する熟練した知識や
知恵が諸外国と比較し乏しい。

本来、政治技術を蓄積しその分野の専門家である官僚幹部が、
2年程度の腰掛でしかその地位につかないため、専門的なアド
バイス機能を果たせる能力がない。

専門的能力は、より資質の劣るノンキャリア任せになっており、
他国と比較し見劣りすることになる。

日本の官僚制度がより専門的に継続した政策をサポートする
ためにはキャリア制度の見直しが不可欠である。

優秀なキャリア官僚が専門的知識と経験を獲得できるような
人事制度にしないと日本の政策能力はいつまでたっても三流
のままである。


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posted by ドクター国松 at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 官僚政治からの脱却 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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