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2012年07月23日

原発再稼働反対デモでは世の中は変わらない。世の中を変える効果のあるのは消費税増税反対デモ

原発再稼働反対デモが注目を集めている。学生運動が
消滅して以来デモらしいデモは久しくなかったので、より
注目を集めている。

しかし、原発再稼働反対で騒いでいる限りこのデモが日本
の改革に結びつく可能性はほとんどない。

政府側の対応が不味いことは否定できないが、現時点で
電力が不足してもいいから、原発を再稼働すべきでない、
という主張は日本経済だけでなく、日本国民にとっても大
きな不利益をもたらす。

今後の電力政策を考える上で原子力発電を廃止する、と
いう方向は合理的な検討の範囲であるが、今すぐに原発
を止めるというのは単なるヒステリーにすぎない。

昭和40年代の生活にもどれば、原発がなくてもやってい
けると主張する精神論者もいるが、そんなことは不可能で
あり、世界が前に進む中で日本だけが過去に戻ることはで
きない。

いくらデモで騒いでも、原発を即時廃止し昭和40年代の生
活水準に戻るという主張は国民の多数の指示は得られない。

結果、デモは単なるお祭りで終わるか。かっての学生運動の
ように過激化し消滅するかいずれかの道をたどるだろう。

同じエネルギーを使うなら、消費税増税反対のために使う方が
よほど生産的である。

日本経済が低迷している中で、既得権には何ら手をつけず、国
民だけに負担を押し付け、その税金でまたまた既得権者を潤す
ための役に立たない公共投資を強行しようとしている政府。

これに反対してこそデモは意味を持ち、日本を変える行動へと
繋がる可能性を持つ。

原発再稼働反対のマスターベーションデモをしている限り、政府
はやかましい雑音として聞き流しているだけでいい。

政府が恐れているのは、反増税の国民運動である。反原発デモ
は本来の問題から国民の目をそらすだけのものである。



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posted by ドクター国松 at 13:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の将来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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