にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ
最初のページはこちらです。

2012年06月18日

米の放射線実測図を放置し国民を放射能にさらした日本の官僚システムのどうしようもない劣化

朝日新聞の記事によると東京電力福島第一原子力発電所の
事故直後の昨年3月17〜19日、米エネルギー省が米軍機で
空から放射線測定(モニタリング)を行って詳細な「汚染地図」
を提供したのに、日本政府はこのデータを公表せず、住民の
避難に活用していなかったことがわかった。

文部科学省と保安院がそのデータを公表せず、首相官邸や
原子力安全委員会にも伝えなかったらしい。

文部科学省は自前の測定を優先したため、保安院は対応に
忙しかったから公表できなかったと言い訳している。

とんでもない話である。

国民の命よりも省の都合を優先するという日本の官僚組織の
特徴がここに集約されている。

明治に大久保利通が作った官僚組織は既に昭和の初期には劣
化しており、それが第二次世界大戦の開始と敗北に結びつい
た。

敗戦後、多くの戦犯が追放され若手主体で再編成されることに
より高度成長期までは機能したが、それ以後は徐々に劣化し、
バブルの発生と崩壊、崩壊後の長期不況対策の失敗等の失政
を繰り返してきたが、今回の大震災後の対応のまずさで、完全
に劣化しすでに機能しないところまで腐食していることが明確に
なった。

民主、自民を排除した次の政治体制の下で最初に実行すべき
ことは、この腐食し弊害しかもたらさない日本の官僚システム
を徹底的に解体破壊し、新しいシステムを再構築することで
ある。

明治維新が幕藩体制を解体そたように、単に政権交代だけでは
なく、現在の官僚体制を解体する政権が必要とされている。


はげみになりますので、クリックをお願いします

にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
posted by ドクター国松 at 10:51 | Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とんでもない話だけにしてはいけない。
文部科学省と保安院の責任者を刑事告訴して、裁くべきです。
死刑でも良いと思います。
不作為が許されるなら、高給に甘んじて、国民の為に緊張感を持って仕事をしない。
Posted by tame16 at 2012年06月18日 16:28
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック