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2012年04月24日

世界経済安定のためには、国際金融資本の財政原理主義に毒されたEUの解体が必要

オランダのマルク・ルッテ首相は23日、財政緊縮策をめぐる
自由党との協議が決裂したことを受け、内閣総辞職に踏み
切った。

EUは加盟国に財政赤字をGDPの3%以内にすることを求め
ているが、2011年のオランダの財政赤字はGDP比で4.7%
になっていた。連立与党はここ7週間、予算を160億ユーロ
(約1兆7000億円)削減することについてほぼ毎日協議して
きた。

一方フランスでは、メルケル首相の盟友サルコジ大統領の再
選に赤信号がともった。

スペイン・ポルトガルでも政府の緊縮方針に国民の抗議が続
いている。

そもそも財政赤字をGDPの3%以内にすることには何の意味
もない。それを達成することのメリットよりも達成するために実
施する急激な財政圧縮の弊害の方がずっと大きい。

そもそも、国が財政赤字でどうしようもなくなれば、デフォルト
し通貨を大幅に切り下げ、その結果輸出が増加し、国も立ち
直るというのが、過去の経緯である。

歴史上、国がデフォルトし立ち直ったケースはいくらでもある。

その場合損を蒙るのは国際金融資本である。だから、彼らは
国がデフォルトする前に国民を犠牲にする大幅な緊縮財政
を是とするのである。

現在のEU首脳部は国際金融資本に完全に洗脳され、財政
赤字をGDP比3%以内にするという何の意味も無い目標に
縛られている。

実際のところオランダやフランスだけでなく、スペイン・イタリ
アも大幅な緊縮財政をしないと国がデフォルトするほど財政
状況が悪いわけではない。

財政赤字をGDP比3%以内にするという目標を強制するこ
とで、達成できない国の不安を煽り、デリバティブ取引で大
儲けするというのが、国際金融資本の目的である。

EU諸国がそれを恐れ、緊縮財政を実施すれば、正に第二
次世界大戦前夜の大恐慌時の再現である。

幸い、EU首脳部に対し各国民がNOをつきつけつつある。
これらの政府が崩壊し、財政再建路線が後退し、不完全
な組織体であるEUが崩壊することで、世界経済は再び安
定を取り戻すことになる。





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posted by ドクター国松 at 09:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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