政府は、社会保障と税の一体改革のうち、サラリーマン
が加入する厚生年金と公務員などの共済年金を一元化
するための厚生年金保険法などの改正案を13日の閣
議で決定した。
これだけ、見れば政府もようやく重い腰を上げ、公務員の
年金優遇を解消する気になったかと勘違いするが、そう
はなっていない。
単純に一元化するとすれば、厚生年金の積立金と共済
年金の積立金を直ちに統合しそれ以後の年金掛け率を
同率とし、掛け金に対する支払額の割合も同じにすれば
いい。
しかし、積立金は統合されず、別々に管理されるらしい。
さらに保険料率も厚生年金が平成29年に18.3%に
対し、公務員は平成30年に18.3%にするとしている。
問題なのは、職域部分の上乗せだが、廃止はされるも
のの別の給付制度を考えるとしており、一般と同様に
なるかどうかはわからない。
年金を一元化すると言うかぎりは、無条件で同条件と
すべきであり、過去の優遇を残すようでは一元化とは
言えない。
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