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2012年04月02日

民主党の言う最低保障年金は百害あって一利なし

民主党の「新年金制度ワーキングチーム」(WT)がまとめた制
度設計の原案が1日、明らかになった。

最低保障年金を「高齢で働けなくなったときの所得を相当割合
カバーするが、これだけで生活できるものではない」と位置付け
たらしいが、結局これでは生活できないとすれば、わざわざこん
な制度を作ることに何の意味があるのだろう。

必要なのは高齢で働けなくなって時に生活できるシステムである。
生活できないようなものなら作る必要はない、さらにこんな不完全
な制度のために、もらえるはずの年金がもらえない層がでたり、増
税になる。

年金制度はあくまでも掛け金に対する給付として実施すべきであり、
掛け金に関係なく一定額を補償するというのは従来の年金の概念
を歪めるものであり、不公平が生じる。

高齢で働けない、生活するには年金では足りない、という時に生活
を支えるのは年金という制度ではなく、生活保護に類する制度であ
る。

年金という制度に無理やり生活保護的な制度を接ぎ木するのでは
なく、生活保護制度の別バージョンとして対応するのが正しい方法
である。

それでなくても危うい年金制度に異質なものを接ぎ木すれば、年金
制度そのものを破壊しかねない。

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posted by ドクター国松 at 11:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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