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2012年03月06日

選挙結果を認めようとしない、ロシア野党勢力の姿勢は自らの首を絞めることに繋がる。

ロシア大統領選挙でのプーチン氏の勝利に対し、野党勢力は
昨年12月の下院選に続き、大統領選でも政権側の不正があ
ったとして大規模な抗議集会をモスクワ中心部のプーシキン広
場で開催。下院選と大統領選のやり直しを要求している。

これは非常に危険である。下院選挙はともかく大統選挙におい
ては不正の有無に関係なくプーチン氏の勝利は動かない。

まがりなりにも、選挙という制度が維持されているロシアにお
いて野党勢力が選挙で負けたことを受け入れず実力行使を
行うなら、権力獲得の手段としての選挙を否定することになる。

実力での政権奪取ということになればプーチン氏の土俵であ
り、野党勢力に勝ち目はない。

ロシアの民主制を維持発展させる上でも、野党勢力は潔く今
回のプーチン氏の勝利を認め、プーチン氏を民主制の枠内に
留める努力をはらうべきである。

このまま、強硬な態度を続ければ、おそらくロシアの民主制の
芽は再び摘み取られることになるだろう。



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posted by ドクター国松 at 10:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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