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2012年02月17日

パナソニック凋落に見る日本企業の欠点

一時は世界一を誇った電気業界を中心に日本企業の凋落が
著しい。

日本企業の弱点はトップ人事であるが、パナソニックもそれで
失敗した典型である。

パナソニック代表取締役会長 中村邦夫は現在絶対的な影響
力を駆使している。

これでは、社長がその力を発揮する余地はなく、いつまでも
若手が経営に参画できず、ますます世界との競争に遅れて
いくだろう。

そもそも中村会長はパナソニックをいまの苦境に追い込んだ
プラズマ事業推進の責任者であり、本来会長として実権を持ち
続けることが正当化される立場ではない。

しかし、日本企業では経営者に対する客観的な評価をし処遇に
反映する体制がなく、後継者も経営者の一存で選ばれる。

その結果、一度経営者になると何時までも影響力を駆使し、企
業の発展を妨げるケースが多い。

高度成長期のように、経営者が無能でも従業員の質が高ければ
乗り切れた時代ならともかく、現在のように国際競争の厳しい
時代においては、古い経営者がいつまでも影響力を維持する
日本型経営システムは致命的である。

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posted by ドクター国松 at 13:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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