が機能していない。
被災地の多くの企業が補助金を活用して復興を
図ろうとしたが、使い勝手が悪く使えない。
そもそも官僚が考えた補助金というものは、今回の
震災対応分だけでなく、ほとんど役にたたず、税金の
無駄遣いにしかならない。
その理由は簡単である。補助金の仕組みを考えるのは
キャリア官僚であるが、彼らは経済や社会の実態、企
業や補助金対象業種の実態について何も知らない。
頭の中の机上の理論だけで補助金の仕組みを考える。
彼らが最も力を入れるのは不正流用を防ぐことである。
得意の緻密な頭脳を活用し、重箱の隅をつつくように
悪用される可能性を全て排除しようとする。
結果出来上がった補助金の利用条件は、現実に合わ
ない使い勝手の悪いものとなり、本当に必要としている
事業者には利用できないものとなる。
これをさらに利用しがたくしているのが、窓口となるノン
キャリア官僚である。彼らは責任を回避するため一字
一句細かく利用条件を満たすことを要求するだけでなく、
自らの権力を誇示するため往々にして条件を曲解し、
不必要に細部にこだわる。
結果、役所と親しい事業者に補助金が集中して利用
されることになり、当初の目的にはあまり寄与せず税
金の無駄になる。
今回の大震災からの復興補助金のようなものは、可能
な限り利用しやすいようにすべきだが、官僚主導では
それは不可能であり、政治がもっと主導権を発揮すべ
きである。
そもそも補助金などというものは全てムダといって過言で
ない。財政が不足するなら、どんな名目であれ全ての補
助金を廃止すべきである。
1/2の補助金をもらって作るようなものは、元々補助金を
もらわなければ、1/2の費用で作ることができる。
複雑な補助金の受給条件を満たすだけで費用は倍になる。
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