にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ
最初のページはこちらです。

2011年11月07日

不良債権を作り出す格付システムを改善しないと欧州危機は終わらない。

ギリシャ問題は国民投票問題で危機を煽った結果、
独仏の妥協とギリシャ国内の与野党妥協が成立し、
ある程度解決の目途がついた。

意図的なことだとすればギリシャ首相の政治力は
票かに値する。しかし、ギリシャ国民にとっては長く
厳しい試練がまっていることになる。

しかし、ヨーロッパの危機は終わらない。イタリアに
危機は飛び火しようとしている。

次々と各国の国債が不良債権化している限り危機
は終わらない。これは日本のバブル崩壊後の状況と
類似している。

当時、銀行の健全化の名目で不良債権処理を強行
した結果、銀行は債権回収に走り、企業は資金繰り
に窮し健全であった企業が行き詰まり、健全であっ
た債権が不良債権化し、不良債権処理をすればす
るほど不良債権が増加した。

今のヨーロッパでは格付会社が国債の格付を下げる
ことにより、国債価格が下落し、金利が上昇する。
その結果、金融機関の財務が悪化し、リスクをとるこ
とができなくなる。一方で、格付を下げられた国家は
高金利でないと資金を調達できなくなり、財政がさら
に悪化し、次の格付引下げを招く。

財政改善は長期間でないと達成できない。格付の変
動や投機により国の資金調達が影響を受けない体制
を整備しない限り、ユーロ体制が解体するまでヨーロッ
パは不安定でありつづける。

はげみになりますので、クリックをお願いします

にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
posted by ドクター国松 at 10:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際金融マフィア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック