2010年6月28日にEUのバカ首脳は大恐慌を選択
したかという記事を書いた。
そこでは、「まだ、サブプライムショックやリーマンショックの後遺
症から回復していない世界経済を考えれば、財政再建より景気
回復を優先するのが当然であり、EU首脳がすべきことは金融
資本と格付け機関の金融秩序破壊行為を取り締まり、規制を
大幅に強化することであった。」
「しかし、EU首脳は景気回復を捨て、財政再建にハンドルをき
った。不況期に財政引締に舵をきったことが、1929年の大恐慌
につながり、第二次世界大戦の原因になったという過去の歴史を
ヨーロッパは忘れてしまったらしい。」と書いたが、現実になってし
まいそうな情勢である。
EUはギリシャに実現不可能な財政再建を強いている。このまま
強行すれば、ギリシャはデフォルトを選択するしかない。
国際吸血鬼金融資本はイタリア国債を格下げし、次の準備を終え
た。ギリシャの次はポルトガル、スペイン、イタリアと財政悪化を強
調し、国債、ユーロ、株式を売り大儲けする。結果的に大恐慌に
なろうが自分達が儲かれば知ったことではない。
EU当局が財政再建原理主義を続ける限り、連中の思うがままに
世界経済は翻弄される。
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