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2011年08月27日

暴力団をなくすには、警察がもっと民事的分野にも力を入れる必要がある。

小倉智昭キャスターが24日に「皆さんの周辺にも
闇社会の人間が問題を解決してくれることもあるは
ずだ」と語ったが、ネット掲示板などで「ないよそんな
の」「芸能界の常識を一般人に訴えかけるな」と批判
が殺到し,26日番組で誤解があったとしたら、申し
訳ありませんと陳謝した。

批判の多くは無知で経験の浅い者からのものだろう。
人生長く生きているとさまざまなトラブルにでくわすも
のであるが、警察という組織が頼りにならないケース
は案外多い。

私の経験でも二回そういうことがあった。

昔、母が自転車でベンツと接触事故をおこしたことが
あった。母が車にひかれそうになりよけたのだが少し
接触しベンツの横に少し傷がついた。

最初、少額の修理代の請求がきたので母は支払った
が、その後さらに法外な請求がきたので母は私に相談
してきた。

私は警察に相談にいった。最初警察は協力的であり、
ベンツの所有者が暴力団関係者であること、こちらで
無茶なことを言うなと話をする、ということだった。

ところが、二三日して警察から電話がかかってきた時
は態度が全く違っていた。名義は暴力団関係者のまま
だが、実際には車が売却され、現在の所有者はある
同和団体の役員ということであった。

警察としては民事介入できない。車が傷ついたこと
は事実だから、先方を訪ねて詫びを入れて額をまけて
もらったらどうか、というのが警察の対応だった。

私には知り合いの暴力団はいないので、自分で問題
解決を図る以外に方法はなかった。

幸い、相手の陣地に行かず内容証明で相手の非を追
求し裁判も辞さないという強気の対応が成功し問題を
解決することができた。

もう一つは私の関係する会社が右翼のトラブルに巻き
込まれたケースである。街宣車が毎日会社の周りでが
なり立てた。警察に相談したが、街宣車は止まらなかった。

結局、相手も街宣車を走らせるにはコストがかかること
から、妥協せず徹底的に無視することで乗り切ったが、
警察の無力さを目の当たりに見ると、暴力団を利用す
るという気持ちもある程度は理解できたものである。

現在、暴力団とのトラブルは暴対法もあり、警察は有効
に機能していると思うが、それ以外の民事まがいのトラ
ブルについては、このような特定組織相手でなくても、警
察はあまり頼りにならない。ストーカー殺人などの多発も
その典型である。

暴力団の存在価値がなくなり、警察が信頼されるには、
民事の形態をとるトラブルへの対応能力を強化する必要
がある。

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posted by ドクター国松 at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の司法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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