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2011年07月01日

格付など無視すればいいのに

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は30日格付
け業界がスタンダード&プアーズ(S&P)、ムーデ
ィーズ・インベスターズ・サービス、フィッチ・レーテ
ィングスといった主要格付け会社によって「世界的
な寡占状態」にあるとし、こうした格付け会社の行
動が金融市場の変動を増幅していると述べた。

ギリシャ問題やポルトガルスペインと次々と出てく
る国債不安とそれに拍車をかける格付機関の対
応によほど頭にきたようだ。

格付会社は危機を事前に予測するのではなく、
後付で格下げをするにすぎず、その後付がさら
に混乱を拡大するという悪循環をもたらしてきた。

それに対し、欧州連合(EU)が格付会社の影響
を軽減しようとしたが、ほとんど無力だった。その
結果が欧州独自の格付機関設立企図につな
がったのであろう。

しかし、もっと良い方法は格付機関などに頼らず
自前で評価を実施することである。

だが、そのためにはECB自体が変革する必要が
あるが、これは容易ではないようである。

ECBは設立当初から、市中の金融機関に融資す
るにあたり、担保として差し出される資産の信用
格付けを基に条件を設定してきた。

ECBの規則は、「高い信用標準」のための査定
基準に「受諾されたECAI(外部信用評価機関)から
少なくとも一つの信用評価」を含むよう義務付けてい
る。

今や、格付け機関の格付けなど信頼できないことは
明白になっており。新たな格付け機関を作るよりは
自前で審査する体制を整備すべきであろう。


 

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posted by ドクター国松 at 14:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際金融マフィア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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