日本の政治の欠点は政治の中心が無いとこ
ろであることは以前から指摘しているとおり
である。
委員会や審議会、官僚の抵抗等さまざまな
制約が首相がリーダーシップを発揮するのを
妨げており、自らの意思を政治に貫徹できる
ようになっていない。
バブル崩壊後20年を経過するにもかかわら
ず、日本が復活のきざしもみいだせないのは、
政治のリーダーシップが無いからであり、その
原因は政治家の資質にもあるが、より大きな
原因はリーダーシップの発揮できない日本の
政治システムにある。
橋下氏が言うように、現在の八方ふさがり状態
から日本を脱却させるには、独裁的な指導力が
必要である。
そして、この考えに同調する国民の数はしだいに
増加しているようである。国民の政治化への不信
と政治への不満は爆発寸前である。
これは民主主義の危機でもある。このまま国民の
不満がたまり、その受け皿となる優れたカリスマが
目の前に現れれば、かってのドイツのように日本国
民は簡単に全権力をゆだねてしまうかもしれない。
しかし、民主的かつ合理的に指導者に強いリ−ダー
シップを発揮できる権限を与えることが、すべて民主
主義の危機に直結するわけではない。
制度的に制約を留保した状況で指導者に強い権限
を与える方法を模索すべきである。
以前述べたように首相を公選制にし、権力を集中
すると同時に、国民投票を活用し、独走すれば罷
免できる体制を整備することで、民主制を維持した
まま強いリーダーシップのある指導者を有する制
度を構築できる。
個人のカリスマに依存する独裁ではなく、常に国民
の意思を反映できるリーダーを有する政治システム
を構築すべきである。
勿論、間違っても菅のような無能力者が首相になら
ない選挙システムの工夫と、無能ならすぐに首にで
きる体制が必要であることは言うまでもない。
http://kunimatu.seesaa.net/article/207117225.html
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