再選された。
しかし、焦点だった米軍普天間飛行場の移設問題では、仲井真、伊波両氏
とも名護市辺野古移設の可能性を否定し「県外移設」を公約に掲げた選挙
であり、その意味では、どちらが勝っても、普天間問題の解決は難しいとみ
られていた。
しかし一方では、どちらが勝っても沖縄以外の選択肢がないこともまた事実
である。
日本の中で、離島を除けば、外国から狙われているのは沖縄だけである。
中国の学者は、「明治政府による1879年の琉球併合、第2次世界大戦後
の1972年の米国による沖縄返還などは、すべて国際法上根拠がない」
沖縄はもともと中国の領土であるため返してもらうべきだ」という主張が噴出
している。
沖縄県民が中国に帰属することを望むならともかく、そうでないなら、米軍基地
の存在は必要不可欠である。
これは、沖縄の地政学的な位置からみて必然である。それが米軍であれ、自衛隊
であれ、中国軍であれ、少なくとも今後100年間は沖縄が基地から解放される
ことはない。
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