今月中旬に訪朝した際に訪問したウラン濃縮施設について「非
常に近代的」だったと説明。過剰反応は避ける必要があると指
摘しながらも「脅威を真剣に受け止めるべきだ」と強調した。
日本のすぐ隣に、核兵器を持ち、それを日本に運ぶミサイル技術
を持った国がある。
そこまでは、アメリカや中国と同じである。
ただ、北朝鮮が両国と決定的に異なるのは、自国民の命よりも金一族
の体制維持を優先する国だという点である。
もう一つ、普通の国は外交交渉が先にあり、決裂したのちに武力行使
に至るのだが、北朝鮮はまず武力を行使し、その後外交交渉に入る。
そして、現在に至るまで、国際社会はそれに対し、決定的な懲罰を与えて
おらず、北朝鮮はその行動をエスカレートさせている。
言わば、すぐ隣にマシンガンをもった暴力団が住んでいるようなものであり、
その暴力団は絶えず、近所に暴力を行使すると脅迫し、たまには発砲する、
状況である。
ところが、日本はその状態にマヒしており、北朝鮮もアメリカや中国の意向を
無視して本当に攻撃してくることは無いだろうとたかをくくっている。
自国の安全は自国で確保できる体制、攻撃を受けた時に置く民の安全をどう
確保するか、十分なシュミレーションを行っていても少しも不思議ではない脅威
が近くにあることに無関心すぎないだろうか。
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