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2010年10月07日

シャッター通りになるのは、地方の中心市街地へのアクセスが不便だから、郊外の大型店を規制しても客は戻らない。

大畠章宏経済産業相は7日「大型店の郊外進出が中小の商店に
大きな影響を及ぼした。このまま放置すると日本の地域社会は崩
壊する」と述べ、大型店の新規出店の規制強化に前向きな考えを示した。

しかし、常識的に考えれば明らかだが、今から大型店を規制しても、シャ
ッター通りと化した商店街に客が戻るはずもない。

経産省は商店街活性化のために多額の税金を投入しているが、ほとんど
成果が上がっていないのが実情である。

中心市街地の商店街に客が来ないのは、個々の商店の魅力が無いことも
理由だが、それ以上に地方の中心商店街へのアクセスが悪く、人が集まり
にくいからである。

本数が少なく不便なバスや電車を使い商店街へ行くより、車で簡単に行ける
郊外店の方が便利である。

地方の中心商店街の活性化に必要なのは、商店街をきれいにしたり、イベントを
行うことではなく、都市計画を見直し中心商店街に人が集まりやすいアクセス環
境を整備することである。

高齢化が進行し、免許を持たない高齢者の増加が確実であり、地方都市は車
以外の公共交通を便利な交通手段にすることを考えるべきである。

赤字だからといって1時間に1本か2本程度の列車やバスだけに頼っていては
地方は衰退するばかりである。

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posted by ドクター国松 at 13:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本を元気にするには | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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