沖で中国漁船が日本巡視船に衝突した問題について、「(逮捕された)船長の即
時無条件釈放」を日本に対して強く要求した。
我が国は尖閣諸島は議論の余地のない日本領土であり、日中間に領土問題は
無い、という立場をとるが、中国側は釣魚島は中国の神聖な領土である、と主張
し両者は真っ向から対立している。
これを話し合いで双方が納得するように解決するのは不可能である。
解決するとすれば以下の4つのいずれかである。
1.日本が譲歩し中国領であることを認める。
2.中国が譲歩し日本領であることを認める。
3.国際司法裁判所に判断をゆだねる。
4.戦争で決着をつける。
しかし、1.の選択では政権がもたない。
中国が2.の選択をすることはあり得ないし、互いに自国の領土である
ことに疑問の余地が無いとすれば、3.の選択もない。
4.を選択するとすれば中国からだが、日米安保条約が健在な現時点
ではまずありえない。
最も可能性の高いのは、領土問題を放置したまま、船長を解放する
方法で、船長の開放時期で互いに綱引きする方法である。
軍事力やその他の制裁手段を拝啓とした圧力に民主党政権がどこ
まで抵抗することができるかが、成り行きを決定する。
いずれにしても長期化し鎮静化しないとすれば、日本企業は進出先
を中国から、インドネシアやベトナム等、紛争の可能性の少ないアジア
諸国や、インド、ブラジルに変更せざるをえなくなる。
また、中国の脅威的な側面が注目を浴びれば、私のような憲法9条改正
勢力にとっては追い風となる。
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しかし、憲法の前提とされる憲法前文には、少なくとも二カ所の間違いがあります。
一つ目は、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」の部分です。
どこに平和を愛する諸国民がいるのでしょうか?
公正と信義はどこにあるのでしょうか?
どこにも見当たりません。
こんな現状で、どうして、われらの安全と生存を保持しようと言うのでしょうか?
二つ目は、「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会」の部分です。
あまりにも白々しくて、笑ってしまいます。
憲法は国の最高法規であり、前文はその根幹です。
到達すべき理想を述べるのなら結構ですが、空虚なものであれば、法規としての意味が失われます。
第9条を改正して、自衛のための戦争を認めるのは当然のこととして、当たり前に正しい内容に、大胆に改正して欲しいと願っています。