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2010年09月20日

水陸両用バス乗車で感じた、やはりつまらぬ規制がビジネスの種を摘んでいる。

大阪の水陸両用バスに初めて乗った。おもしろいガイドの話もあり、
結構楽しい時間を過ごせたが、いくつか気になることがあった。

まず、車を購入してから、実際に事業化するまで、規制をクリヤーするのに
6年程の期間と多額の資金を要したらしい。

普通なら、とっくに事業化をあきらめていてもおかしくない。

また、陸上と水上では運転手を変える必要があるらしい。これは、両方の
免許をもった人間が運転手であってもダメらしい。

役人の言い分は「自動車であり船でもある水陸両用車は、いつ「船」になり、
あるいは「車」になるのか。つまり、どの時点で法律を切り替えたらいいのか
明確にしないと走行することはまかりならぬ、」ということらしい。

普通に考えれば、4輪が着水した時点で「船」になる、というので良いと思う
のだが、頭の良い役人のおっしゃるのには「その定義だと、間違って海に落
ちた自動車も船になってしまいかねない。切り分けが明確ではない」らしく
認められないらしい。

役人というのはすべからく、本来の目的より細部を重視する傾向があるが、
このような役人の指導が今日の日本の衰退をもたらしたことは間違いない。

経済産業省は開業率が低いとなげくが、なによりもこのような役人根性を
無くさないと開業率など増えるはずもない。

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posted by ドクター国松 at 21:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
驚くべき実態ですね。
自動車と船の機能を持つ乗り物は、四輪が着水した時点で船になるというのは、確かに納得できますが、誤って海に落ちて四輪が着水した自動車は、どう考えても自動車です。
こんな訳の分からない規制をクリアしなければならないとすれば、面倒くさくなって、韓国や中国あたりに技術移転してしまうでしょう。

これでは景気回復など望むべくもないなあ、と心が寒くなってきました。
Posted by カーズ at 2010年09月21日 00:22
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