いえる。
自民党政権はこのことが漏れることを恐れ、この材料を秘密にしてもらうためだけにも、
米国の要求に逆らえない弱みをもっていた。
国民に内緒の密約を結ぶことは、他国に弱みを握られることであり、結果的に国益に
マイナスになる。
密約の責任が国や政治家だけにあるかというとそうではない。責任は日本国民にある。
国際社会での現実を見ず、国の基本である防衛問題から目をそむけ、他国まかせに
して、空虚な理想論のみを唱える国民性が国家を誤らせた原因である。
東西冷戦下で、米ソが互いに核兵器を持ち対峙している情勢で、日本にあったとしても、
アメリカの戦略的な基地に、核兵器を持ちこまないはずが無いのである。
アメリカの国防戦略からみれば、核持ち込みは必然である。それが絶対に嫌なら、
憲法を改正し、自国の防衛は自国で行い、米軍基地を撤退させる道しかない。
大バカの旧社会党のように、兵力を持たず話し合いで平和を維持するというような、
寝言に、国と国民の安全に責任を負う政治家が従えるはずがない。
しかし、敗戦により過去を全否定し、戦争の悲劇ばかりを教えられ、理性的な判断も
せずに、戦争アレルギー核アレルギーに陥った子供国民を相手にした時、密約という
手段しかなかったのである。
自国内で、強力な権力を持つ警察が存在してさえ、犯罪行為や争いが無くならないのに、
国際間の紛争は何故か話し合いで全て解決すると考えるような、豆腐のような脳味噌を
持つ者達の存在が、この密約の原因である。密約が明白になったこの機会に、さらなる
きれいごとで取り繕うのではなっく、日本人はもっと現実的に防衛や外交戦略を考え直す
べきである。
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