企業も韓国に惨敗していることに、ようやく注目が集まってきた。
日経新聞も社説の中で「世界に躍進する韓国企業に学ぼう。」と述べている。
2月13日のブログマイナス面でも日本を代表する企業だったトヨタの中で述べた
ように、日本企業(国家も同じ)の最大の欠点はリーダーシップの欠如である。
リーダーシップが無いと、国家や企業の目標を決定し、それを実現するための
戦略をたて実行することができない。
戦略で重要なのは取捨選択である。不要なものはダイナミックに削減し、資源を
重点分野に集中的に投入することが必要となる。
日本ではこれができない。削減するときは一律削減で、特定分野からの全面撤退
を決断するのはなかなかできない。
投資する時も総合電機メーカに見られるように、少しずつ全ての分野に万遍なく投資する。
たまに、重点分野に集中投資する時は、誰もが成長分野だと考え、同業者が全て
集中投資する時だけである。
自分の判断で、すばやく意思決定し、自分が成長すると信じる分野に、、思い切った
投資を行い、結果に全責任を負うというリーダーが日本には少ない。特に大企業に
いない。
理由は簡単である。何度もいっているが、リーダーがその組織以外の経験をもたないサラー
リーマン経営者だからである。
社内で、上司に嫌われず、失点を可能な限り防いで、今日の地位を気付いてきた、リーダー
に、思い切ったた斬新な決断を望む方が無理である。
韓国型のオーナー経営者の方がよほど、思い切った取捨選択ができる。
本来、サラリーマンではない日本の政治家が、思い切った政策変更に踏み切れないのは、
政治をサラリーマンである官僚に任せているからである。
オリンピックの成績が振るわないのは、スポーツ選手のOBが既得権として要職を独占して
いるからである。
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