上村被告は、捜査段階で「村木被告に指示され、証明書を作成して村木被告に渡した
と供述したが、24日の証人尋問で「独断で証明書を偽造し、自称障害者団体『凛(りん)の会』
元会員・河野克史被告(69)に渡した」などと覆した。
上村被告によると、
検察は最初から、組織ぐるみの犯行という予断をもって捜査しており、
自分の供述など最初からどうでもいい感じであり、『あなただけほかの人と違ううそを
言い張っている』と言われ、事別の公文書偽造での再逮捕をちらつかされ、嘘の供述
を強要されたということらしい。
村木被告の関与を認めた調書を訂正しようとしたが、検察官に聞き入れられず、抵抗
すると拘置所から出られないとあきらめた。としている。
身柄を拘束しての捜査で、このように容疑者から供述を覆させられると、検察としては
物的証拠がないと、公判維持は難しくなる。
今までのように、検察=正義という感覚は国民の中にはなく、検察の立場は極めて悪い。
これからは、従来のような供述中心の公判維持は極めて難しくなる。
検察は今こそ、供述の信狙い性を増しためにも、捜査段階の全面的な可視化に同意す
べきである。
そうしないと、これからは物的証拠のない犯罪では、検察はほとんど勝てなくなるだろう。
はげみになりますので、クリックをお願いします