http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/monthly/pdf/1001_1.pdf
小山社長は時評の中で
「金融危機の震源地から遠い日本が、他国に比べて深刻なダメージを受けたのは、
これまでの経済成長を外需に大きく依存していたためである。」
「熾烈な国際競争はコスト圧力を強め、賃金の抑制や生産の海外移転を招いた。
さらに根強い円高による内外価格差の縮小は、所得環境をも悪化させ、深刻な
デフレをもたらした。」
「外需獲得の努力のかたわらで日本は、知らず知らずのうち国内に恩恵が及びに
くい経済の体質に陥っていたと言える。」
「国内雇用の拡大のためには、新たな産業の掘り起こしが必須である。官民が一体
となって従来からの制度や慣行を打破し、起業支援のための環境整備を急ぐべきである。」
「今必要なことは、国民の間で蔓延している不安感や諦観ムードを払拭し、国民を
早く元気にすることである。」
「病は気からと言うが、経済の回復も国民の気力に掛かっている。」
と書かれているが、全く同感である。政府と経済界がこのような認識に立ち、協力して
政策を進めれば、日本の復活も夢ではないのだが。
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